ゲイトソリューションといえば GSD だよね?──そんな固定観念、持っていませんか?
こんにちは、イカPOです。
実際のところ、ゲイトソリューションは GSD だけ ではありません。両側金属支柱タイプやプラスチックタイプなど、バリエーションは意外と豊富で、短下肢装具でも幅広く採用できます。現場でその話をすると「えっ、本当に!? もっと早く知りたかった…」と驚かれることもしばしば。ネット上に情報が少ない PO 業界では、私自身も働き始めるまで詳細を把握していませんでした。
そこで本記事では 「ゲイトソリューションの種類をざっくり整理!」 をテーマに、代表モデルから支柱・シェルの違いまでを一覧でまとめました(※機能や適応は別記事で深掘り予定)。ゲイトソリューション選びのモヤモヤ解消に、少しでもお役立ていただければ幸いです。。
ゲイトソリューションについて
下肢装具用油圧式足継手ゲイトソリューション(メーカー公式版)
以下メーカーさんの公式ページから引用したGSの説明です。
人間の歩き方を客観的に評価し分析する「歩行分析」に基づき、ゲイトソリューションは100名以上の片麻痺者の歩行データをもとに開発されました。この装具は歩行中の下肢の動きをコントロールし、より自然に歩くことを目的とした新しい概念の装具です。
効用(ゲイトソリューションを使用することにより以下の効用が期待できます)
- 踵接地時に底屈の動きを油圧で制動し、滑らかな体重移動を可能にします。
- 滑らかな体重移動により自然な歩行を実現し、左右の対称性やバランスの取れた歩行を得ることができます。これにより、疲れにくく、歩行速度の増加などの効果が期待されます。
- 遊脚相でつま先のクリアランスを確保します。
各製作例および形式紹介
ここからは各型式について簡単に説明します。
プラスチック装具製作例
- プラスチック短下肢装具の足継手にゲイトソリューションを使用した例。
- シューホンとGS両方の特性を持ち、屋内外問わず利用できます。
金属支柱タイプ
- 両側支柱短下肢装具の足継手がGSになっているタイプ。
- 足部を足部覆いや靴、プラスチックなどから選択可能です。
- 加工性が最も高く、固定力も高い。
- Wクレンザックと組み合わせることで、足関節底屈を完全に固定することが可能。状態の変化に対応しやすい。
- 長下肢装具の短下肢装具部分として使用されるケースも。
参考URL
ゲイトソリューションデザイン/組み立て済みキット型(専用設計タイプ)
- 専用設計されたGSD(ゲイトソリューションデザイン)は、ゲイトソリューションのための装具です。
- 制限体重が90キロまで増加したGSDR1タイプもあります。
- 足板に滑り止めがついていないため、屋内で利用する際はルームシューズと併用する必要有。
参考URL
まとめ
- ゲイトソリューションは足継手の名称。
- プラスチック短下肢タイプ、金属支柱タイプ、ゲイトソリューションデザイン(専用設計タイプ)の3つに分けられます。
- ゲイトソリューション=GSDではありません。
今回はGSについて簡単にまとめてみました。具体的な機能や価格に関しては記述していませんが、この記事を読んで名称を把握することで、現場での意思疎通が今までよりもスムーズになって頂ければ幸いです。
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