こんにちは、イカPOです。
最近、
「膝折れを少しでも起こりにくくしたい」
「遊脚の振り出しがあと少しほしい」
そんな相談をよく受けます。
こうした要望に合いそうなものを探して調べていたところ、
膝関節の屈曲・伸展をサポートする補助付き膝装具「Kneemo(ニーモ)」 を見つけました。
ちなみにメーカー分類では、Kneemoは 補助具 に含まれています。(既製品装具としても扱えます)
膝の伸展補助・屈曲補助ができるアイテムを探している方に向けて、
今回は Kneemoについて調べた内容をまとめました。
■ Kneemoってどんな製品?

ざっくり言うと、
側方に支柱が付いた軟性サポーターの前後にゴムチューブを取り付けて、
その張力で膝の動きをアシストするアイテム です。
公式サイトに掲載されている特徴をまとめると、以下のようになります:
- ゴムチューブの強さは 4段階で調整可能
- 前側に付ける → 伸展方向の補助
- 後側に付ける → 屈曲方向の補助
- 両側に付ける → 伸展・屈曲どちらも補助
- 取り付けは フックに引っ掛けるだけ のシンプル構造
Kneemoの紹介例を見ると、
次のような“変化が期待できる” とされています(あくまで紹介ベース):
- 膝関節の安定性の向上
- 自立歩行されている方で、歩行速度や距離の向上が見られた例がある
- 長下肢装具(KAFO)から短下肢装具(AFO)への移行練習との相性が良いという紹介例もある
(伸展だけのサポートより、振り出しがしやすかった という話もあり)
このあたりが、Kneemoの“面白いところ”“使い道が広がりそうなところ”だと感じています。
■ 仕組みはこういう感じ

ゴムチューブの張力を活かしてアシストする、非常にシンプルな構造です。
- 前側にゴム → 伸ばす方向のアシスト
- 後側にゴム → 曲げる方向のアシスト

ちなみに両側にゴム → 伸展・屈曲の両方を補助します。

構造自体はシンプルで、
調整次第で補助量を変えられるのも特徴。補助量はゴムチューブで決定できる。
■ どういう場面で使えそうか?
ここからはイカPOの主観です。
Kneemoは、膝まわりの“補助”がほしい場面で相性が良さそうだと感じました。
紹介されている使用例や構造を踏まえると、例えばこんな場面がイメージしやすいです。
- ロッキング歩行の軽減や、膝折れ・バックニーが気になる場面
(伸展・屈曲どちらの補助も調整できるため) - 遊脚期に足部が引っかかりやすいときの、クリアランス確保のサポート
(屈曲方向の補助を入れた例が紹介されています) - 足部の振り出しをもう少し楽にしたい場面
(伸展補助を前側に配置する調整例あり)
メーカーの動画では、
短下肢装具(AFO)と併用しているケース も確認できました。
また、紹介されている例の中には、
変形性膝関節症でO脚傾向の方に対して、左右のチューブ強度を変えて負担を調整した、といった使い方もありました。
(あくまで紹介されている例であり、効果を保証するものではありません。)
■ 気になるお値段は?(R7年11月28日追記)
ここがいちばん聞かれる部分ですが、
Kneemo の価格は公式サイトに記載されていません。
調べてみた限りでは:
- 金額の公開なし
取扱・導入方法も詳細記載なしデモ機についての記載もなし
という状況でした。(デモ機についてはカタログに記載ありました。追記してます。)
そのため、
- 価格はいくらなのか
- 施設として導入できるか
試用やデモがあるのか
このあたりは メーカーへ直接問い合わせるのが一番確実 です。
公式ページはこちら:
https://www.pomgs.co.jp/products/original/2390/
訓練場面で試してみたい施設さんは、
まずメーカーへ相談してみるのがおすすめです。
【追記】
あとでカタログを再確認したところ、デモ機はメーカー側で対応可能でした。
実際に使用感を確認したい場合は、デモの可否も含めて問い合わせてみると良さそうです。
また、Kneemo は 「既製品装具」として取り扱える製品でもあります。
導入を考える際は、既製品装具としての扱い方や価格については担当の義肢装具士(PO)へ相談すると確実です。
参考:既製品装具の算定方法(厚労省資料)
https://www.mhlw.go.jp/content/12601000/000989300.pdf
■ まとめ
- ゴムの張力で膝の動きをサポートする膝装具
- 伸展・屈曲のどちらも調整できる構造が特徴
- 訓練場面との相性は良さそう
- AFOと併用されている紹介例もある
- シンプル構造なので調整の工夫がしやすい
- デモ機はメーカーで対応可能なので、試用希望の施設は問い合わせがおすすめ
もし使ったことのある方がいれば、
ぜひ現場での使い方や工夫も教えてください。

